6月14日、スペインリーグ2部Bの昇格プレーオフ、カディスCF対エルクレスCFが行われた。第1戦ではホームでエルクレスが2−1で勝利していた。エルクレス所属の杉田祐希也は後半19分から途中出場した。

第1戦目で敗れているホームのカディスは勝利を目指し、前半から積極的に攻撃に出る。セットプレーやサイドからのクロスでチャンスを作るが先制点に結びつかない。一方エルクレスもカウンターから相手と2対１になる場面を作ったがシュートは枠を外れた。前半の44分、この試合唯一のゴールが生まれる。カディスの右サイドからのFK、ペナルティーエリア内に送られたボールをめぐる競り合いの中でエルクレスがファールを犯したとしてPKが与えられた。大した接触もなかったように見られただけにエルクレスの選手は猛抗議をしたが、もちろん判定が覆ることはなかった。これをホナが冷静に決め、カディスが１−0とした。

2試合合計スコアが2-2、アウェイゴールによってカディス有利に変わった後半、エルクレスが攻勢を強め、相手ゴールに迫る回数を増やした。64分には杉田を投入、その後も立て続けに攻撃的な選手をピッチに送り込み1点を取りに行った。エルクレスはシュート機会も多く作ったものの決めきることができず１−0で試合は終了した。
試合後にはPKの判定に納得のいかないエルクレスの選手や関係者が審判に詰め寄るシーンも見られた。2戦合計スコア2-2、アウェイゴールの関係上敗退となったエルクレスは来季もスペインリーグ２部Bでプレーすることとなる。